【発達障害の学生必見】就活でよく聞かれる質問の本当の意図を教えます

ぼっちの大学生活・就活

発達障害の学生は就活で苦戦しやすいといわれています。

特に面接が鬼門で、筆記試験は通っても面接で落ちてしまう学生が多いのではないでしょうか。

 

私が思うに、発達障害の学生が面接で落ちてしまう原因の1つは、質問を言葉通りに捉えてしまい、その上正直すぎる回答をしてしまうことです。

この傾向は特にアスペルガーの傾向が強い人に顕著ですね。

 

しかし、就活の面接には嘘や建前も必要です。

社会人になれば、時には嘘をつかなければならないこともあるでしょう。
そう考えると就活の面接は、嘘をうまくつけるかどうかを試している一面もあるといえるのではないでしょうか。

今回は、質問の本当の意図を理解し、納得した上で適切な答え方ができるようになることを狙いとしてこの記事を書きました。

ありがちなNG解答例も紹介しています

なぜ弊社を志望したのですか

「給料が高いからです」
「親に勧められたからです」

志望動機は必ずと言っていいほど聞かれますが、馬鹿正直に言うのはまずやめましょう。

実際は、「大手だから世間体が良い」「何となくかっこいい」など、イメージだけで就職先を選んでいる人もかなり多いと思います。

お金をたくさん稼ぎたいなど、自分本位な動機で就職先を選ぶのもまったく悪いことではありません。
ただ、それを正直にそのまま口に出す人はあまりいませんよね。

 

志望動機を聞かれたときには、自分本位な理由をいかに聞こえがよく表現できるかを試されていると考えて下さい。

「人と話すのが好き」「自分の得意なことが生かせる」「ものづくりが好き」「地元で働きたい」など、健全で聞こえのいい動機に加えて、それを通じて人の役に立ちたい、社会に貢献したいという言い方をするのがいいと思います。

※ただし例外として、ベンチャー企業などガツガツした社風の会社なら「稼ぎたい」などストレートな表現もありだと思います。

志望動機は建前を考える練習だと捉えましょう。

弊社は第一志望ですか

「御社は第一志望ではありません」

「弊社は第一志望ですか」と聞かれることもあるかもしれません。

その会社が大手企業もしくは知名度の高い会社の場合は、絶対に第一志望だと言いましょう。

そこまで規模の大きくない企業なのにこの質問をされた場合、ちょっと意地悪な印象を受けますが、堂々と嘘をつけるかを試されている可能性があります。

第一志望ではないと正直に言うのも、もしかすると素直で好印象だと思う面接官もいるかもしれませんが・・・中小企業でもとりあえず第一志望だと言っておいた方がまず無難でしょう。

学生時代に頑張ったことは何ですか

この質問で面接官が知ろうとしているのは以下の3点です。

・この会社で活躍できそうな人材か
・社風や業務内容を理解しているか
・どんな人柄か

この質問のポイントは、できるだけ社風や業務内容にマッチする内容を答えることです。

社風や業務内容にマッチする答え方ができていれば、会社で活躍するイメージがつきやすいのはもちろん、社風や業務内容を理解できている=企業研究をしっかりしている=志望度が高いとも捉えてもらえるので、かなりの印象アップにつながります。

 

学生時代に頑張ったことの代表的なエピソードとアピールポイントは、例えば以下のようになります。

大学の研究 → 真面目である、目の前のことに全力で取り組める
サークル活動 → 社会性がある、集団の中で役割をまっとうできる
接客業のアルバイト → 人と接するのが得意、臨機応変に対応できる

ここでのエピソードは、必ずしも業務と直結しなくても大丈夫です。

例えば卒業研究をアピールするなら、大学で専攻した分野が就職先とは無関係でも、学生の本分である勉強にしっかり取り組めるような真面目な人柄であることをアピールできます。

特に文系だと、大学で学んだ知識をそのまま生かせる仕事の方が少ないですからね。

 

1点注意したいのは、世間一般で良いとされていることが、必ずしも的確なアピールにつながるとは限らないことです。

例えばボランティアに参加した話をすれば、優しい人柄や人と接するのが好きなことなどはアピールできるかもしれません。
しかし、プログラマーを募集しているIT企業の面接でその話をしても、業務に必要とされる能力とは離れていて、あまり良いアピールにはならない可能性もあります。

あなたの短所を教えてください

「協調性が無いことです」
「人と接するのが苦手なことです」
「すぐにイライラしてしまうことです」

この質問には、短所ではあるものの、裏を返せば長所とも取れる内容を返すのが定石です。

例えば「優柔不断」は短所ではありますが、裏を返せば「慎重に考えてから行動する」とも取れますよね。

「協調性がない」「怒りっぽい」など、どう考えても長所としては捉えにくく、社会生活において致命的だと思われる短所を言うのは絶対にやめましょう。

よく聞かれる質問にはあらかじめ回答を用意しておこう

何の準備もせずに面接に臨むと、正直すぎる答え方をしてしまって自爆する可能性があります。

志望動機や学生時代に頑張ったことなど、高確率で聞かれる質問は事前に答えを考えておくことが大切です。

予想外に聞かれて上手く答えられなかった質問も、どう答えるべきだったか考えて書き留めておくといいでしょう。

私自身口下手で、咄嗟に上手い答え方ができずにかなり悩みましたが、事前準備をしっかりすればある程度対策はできます。

事前に考えた回答をキャリアセンターなどで添削してもらうとより良いでしょう。

苦手なことは事前準備でカバーしましょう!

 

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