発達障害の人に向いている職業としてよく挙げられるのがプログラマーです。
「プログラミングができれば一生食うに困らない」と言う人もいるくらいで、発達障害の人に限らず、最近はプログラミングを始める人がとても多いですよね。
新卒でIT企業に入社した私が思うに、確かにプログラミングは発達障害の人に向いている可能性が高いと思います。
この記事では、発達障害の人がプログラミングを学ぶメリットと学び方について解説します。
発達障害の人がプログラミングを学ぶメリット
ここからは、発達障害の人がプログラミングを学ぶメリットを4つ紹介します。
発達障害の人には基本的にIT系の仕事が向いている
発達障害の人には、基本的にIT系の仕事が向いており、以前書いたWEBデザイナーについての記事と同じメリットがあります。
メリットをまとめると以下の通りです。
・在宅勤務など柔軟な働き方ができる
・文面でのコミュニケーションが多い
・インターネットや書籍などで好きなだけ勉強できる
成果物さえちゃんと完成させられれば進め方は比較的自由です。
在宅勤務であれば、過集中モードの時に一気に仕上げて休みたい時に休むのもありですし、途中でいくらミスしても最終的に直っていれば何の問題もありません。
また、文面でのコミュニケーションが主なため、指示が理解できなかったり、失言で相手を怒らせてしまったりすることも少ないでしょう。
在宅勤務やオンサイトでの勤務など働き方も幅広いので、自分に合った環境で働けるのも魅力です。
ASDの気質がプログラミングとマッチする
ADHD以上に、ASDの傾向が強い人の方がプログラミングに向いている可能性が高いと思います。
ASDの人は、空気を読んで臨機応変に行動するのが苦手なものの、規則に従って物事を進めるのは得意だといわれています。
コンピューターもまさに同じ性質を持っていて、プログラミングはとにかくルールに忠実にコードを書くことを求められ、少しでも間違えれば動きません。
ASDの気質とプログラミングの性質が似ていることから、向いている可能性が高いといえるでしょう。
求人数が多い
プログラマーやシステムエンジニアは慢性的な人手不足で、WEBデザイナーなど他のIT系の業種と比べてもかなり求人数が多いです。
そのため、プログラミングを学べば就職につながる可能性はかなり高いといえるでしょう。
後ほど紹介しますが、プログラミングを無料で学べて就職支援をしてもらえるサービスもあります。
職場に変わった人が多い
私は実際にIT企業で働いていたことがありますが、変わった人がとても多かったです。
他の業種から転職してきた人も「この会社は変わった人が多いね(笑)」と言っていました。
実際、ネットを見ているとIT系の仕事に就いている発達障害の人は多いです。
発達障害の人は総じて変わっていると言われて悪目立ちしがちですが、変わった人が多い会社に入ればそこまで目立たず、居心地よく過ごせるのではないでしょうか。
プログラミングを学ぶには
プログラミングを学ぶには、プログラミングスクールに入るのが最も効率的です。
プログラミングをしていると、必ずどこかでつまずくことがあると思いますが、スクールに入っていればすぐ講師に質問して解決できます。
分からないことを自分で解決しようとするとかなり時間がかかりますし、挫折にもつながります。
それに、そもそもプログラミングで何ができるのか、成果物として何を作ればいいのかが分からないという人も多いと思います。
プログラミングスクールに入れば、成果物の制作がカリキュラムに含まれていますし、講師と相談しながら進めることができます。
独学も良いですが、やはり人に教えてもらえる環境がある方が効率的に学べることは間違いありません。
無料で学べるプログラミングスクール(20代まで)
金銭的に不安がある若い方には、無料で学べて就職支援までサポートしてもらえるサービスがおすすめです。
GEEK JOB CAMP 転職コース
GEEK JOB CAMP 転職コースでは、20代までの方ならなんと無料でプログラミングを学ぶことができます。(学生は不可)
専任のメンターがつき、プログラミングだけでなく履歴書の添削や面談の練習など、就職までしっかりサポートしてもらえます。
オンライン授業なので、関東圏の一都三県への就職を希望する方であれば、地方在住でも参加できるのもうれしいですね。
・プログラミングコース(Java/PHP/Rubyのいずれか)
・インフラコース(Apache/MySQL/Linux)
・対象年齢は20代まで
・オンライン授業
・未経験者の学習時間の目安は週30時間を60日間(土日を除く3ヶ月間)。経験者はより短い期間で就職が可能
・関東圏の一都三県の会社への就職が前提
手頃な料金で学べるプログラミングスクール
多くのプログラミングスクールの中から、比較的手頃な料金で学べるスクールをピックアップしてみました。
Tech Academy
Tech Academyでは、Webアプリ作成、スマホアプリ作成、Webマーケティング、AI/機械学習など、プログラミングにとどまらず様々なコースが展開されています。
費用はもっともリーズナブルな4週間コースが174,000円、学生は163,900円です。
4週間でその値段は少し高めに見えますが、長く受講すると4週間当たりの料金はかなりお安くなります。
もっとも長い16週間プランは339,900円(4週間当たり84,975円)、学生は262,900円(4週間当たり73,225円)です。
特にAIコースやデータサイエンスコースは教育訓練給付金の対象になっているため、申請すればさらにかなり安く受講することができます!
複数のコースをセットで受講すると割引もありますので、幅広く学んでみたい人におすすめです。
・Webアプリケーション作成
・スマホアプリ作成
・AI/機械学習など
・すべてオンラインで受講可能
・週2回のマンツーマンメンタリング
・毎日15:00-23:00までチャットサポート
テックパートナーズカレッジ
テックパートナーズカレッジは、PHPというプログラミング言語に特化したプログラミングスクールです。
入学金などは無料、月額制(社会人は月6万円、学生は月5万円)なので、少ない初期費用で始められるのが嬉しいですね。
さらに女性割があり、女性はなんと毎月1万円引きになります。
・PHP/Laravel(Webアプリ開発)
・サーバー構築、セキュリティ/脆弱性対応、デバッグ、提案、折衝といったクライアントから仕事を受ける上で必要な力も身に着く
・6か月で480時間のカリキュラム
・専属メンターがスケジュール管理や課題をサポート
14日間無料体験もできるので、向いているか不安な方もまずは申し込んでみてはいかがでしょうか。
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ウズウズカレッジ
ウズウズカレッジでは、インフラ系の専門資格であるCCNAの取得を目標としたカリキュラムです。
CCNAの資格取得という明確な目標があり、合格すれば確実にスキルアップを実感できます。
希望者はインフラエンジニアとしての就職サポートも受けられるのも嬉しいですね。
・ネットワーク系の知識全般(CCNAの試験範囲)
・すべてリモートで受講可能
・eラーニング学習、Zoomでの個別講義、チャットサポート、個別メンタリングが受けられる
・希望者は就職サポートも受けられる
ストアカ
ストアカでは、様々な講師による多種多様な講座が受講できます。
受講費は講座によって差があり、安いものなら数千円程度で受けられます。
・プログラミングやWEBデザインなど何でも
・Webデザイン以外にも、ライティングやプログラミングなど様々な講座がある
・対面レッスンもオンラインレッスンもある
・1回きりの講座も複数回にわたる講座もある
ストアカのメリットは、低価格で幅広い種類の講座が受けられる点です。
少しでも学んでみたいものがあれば、まずはストアカの講座を受けてみるのもいいのではないでしょうか。
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発達障害の人はスキルを身に着けるのが第一
発達障害の人が生きていくために1番大切なのは、スキルを身に着けることです。
プログラミングを身に着ければ、普通のアルバイトに比べればずっと高収入が見込めますし、自分に合う働き方も実現できます。
プログラミングに少しでも興味がある方は、この機会にぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
プログラミングの他には、WEBデザインを学ぶのもおすすめですよ!
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