発達障害の人の最大の悩みの種といえば、やはり仕事でしょう。
発達障害の特性上、何の仕事をしてもどうしてもうまくいかず、職場を転々とする人が多いです。
私自身、大学時代に割と様々なアルバイト(売店のレジ、コンビニ、工場のライン作業、メール便の仕分け、イベントスタッフ、テストの採点、客室清掃など)を経験しましたが、まともにできたアルバイトはほとんどありませんでした。
どのアルバイトでも必ず「どこか抜けている人」になってしまうのです。
バイト先の人に馬鹿にされたり、怒鳴られたりしたことも何度もありました。
そんな私でも楽に稼げたアルバイトが治験なのです。
治験とは?
治験とは、新薬の製造販売に関して、厚生労働省の認可を得るために行われる臨床試験のことです。
治験のアルバイトでは、新薬の効果や副作用を実証するために、実際にその薬の効果を試す被験者となります。
指定された薬を服用し、採血や尿検査など様々な検査を受けます。
それ以外の時間は基本的に自由で、通院試験であれば、食事日誌などの提出も求められます。
治験は、年齢は子どもから60歳以上まで、健康な方はもちろん、既往歴がある方向けの案件も多いので、幅広い層に稼ぐチャンスがあります。
治験に参加するメリット
まずは、治験に参加するメリットを2点説明します。
短期間で楽に大金が手に入る
治験のメリットは、なんといっても楽に大金が手に入るということです。
治験は厳密に言うとアルバイトではなくボランティアなのですが、負担軽減費として謝礼を受け取ることができます。
謝礼の金額は案件によって様々ですが、通院型の試験は通院1回あたり1万円程度が多いかと思います。
通院の回数は様々で、回数が多い案件なら謝礼は数十万円になります。
入院型の治験は、1泊あたり2万円程度の案件が多いです。
入院期間は案件によって様々ですが、例えば2週間の入院なら謝礼は30万円程度になります。
それに入院型なら、無料で食事を提供してもらえます。
特に高謝礼なのが、海外の入院型試験です。
1カ月程度の入院で100万円以上もらえる案件もあります。
もちろん渡航費は無料なので、アメリカやイギリスなどの海外にタダで旅行ができるのも大きな魅力です。
治験では数十万円の謝礼はザラですし、短期間で百万円以上の収入も夢ではありません!
無料で検査や治療を受けることができる
治験募集サイトに登録すれば、無料で健診を受けることができます。
また、正式に参加が決定する前に、事前検診が必要な案件も多いです。
その結果が条件から外れると、その案件には参加できなくなることもあります。
思わぬ体の異常が見つかることもあるかもしれません。
しかしそれは考え方を変えれば、「無料で健康状態を測るいい機会になった」とも捉えられるのではないでしょうか。
普通に生活をしていると、自分の健康に対する意識がおろそかになりがちです。
しかし自覚症状はなくとも、どこかしらに異常をきたしている可能性もゼロではありません。
ただでさえ面倒なのに、自覚症状がない中でわざわざ検査を受けようという気にはなりづらいですよね。
そこで治験に参加することで、自分の健康状態を知ることができる機会が得られるのです。
その上、事前検診だけでも負担軽減費を受け取れることもあるので、まず受けて損はありません。
また治験募集サイトでは、ニキビや花粉症など、身近な疾患の案件も多数取り扱っています。
お金をいただきながら治療もできるとは、まさに一石二鳥です!
治験に参加するデメリット
次に、治験に参加するデメリットを2点解説します。
副作用が起きる可能性がある
治験と聞くと、やはり怖いイメージを抱く方も多いと思います。
動物での実験は済んでいるとはいえ、まだ正式には認可されていない薬なので、予想外の副作用が出る可能性もあり、100%安全とは言い切れないのは確かです。
ただ、これ以上継続したくない意志を伝えれば途中で辞退することも可能ではあり、副作用が出た場合でも補償はあるようです。
食事の内容がある程度限られる
まず入院型だと、何をどれくらい摂取したかもしっかり管理されるため、食事の量やメニューを自分では選べません。
そのため、食べ物の好き嫌いが多い偏食の方には、まず入院型試験は難しいのではないかと思います。
通院型試験でも、「キムチや納豆などの発酵食品は食べてはいけない」など、ある程度の食事制限が課される案件は多いです。
食事日誌の提出が求められることもありますので、うっかり書いてしまうと、そこで試験は中断になってしまいます。
薬を服用していると参加できない案件が多い
発達障害の方にとっては、ここが1番ネックかなと思います。
発達障害の方は、精神科などに通院し、日常的に薬を服用している場合が多いと思います。
しかし治験は、日常的に服用している薬がないことを参加条件にしている案件が多いです。
別の薬を服用していると、治験の薬の効果を正確に測れなくなってしまうからです。
ただし既往歴がある人向けの案件もあり、指定された薬だけは服用できることもあります。
うつ病や社交不安など精神疾患の案件も多いので、探してみる価値もあるのではないでしょうか。
治験アルバイト必勝法
治験参加者募集サイトには様々な案件があり、どれに参加すべきか迷われる方も多いと思います。
ここからは、2種類のニーズに合わせた案件の選び方について解説していきます。
気軽に安全に稼ぎたい人向け
治験に参加してみたいけど、どうしても副作用が怖い…
そんな方には健康食品や化粧品のモニターがおすすめです。
治験といっても、実は薬を服用する案件だけではないのです。
健康食品のモニターは、ソイジョイやカロリーメイトのような健康食品を摂取して、体調を記録するというものです。
スーパーにも売られているような健康食品なら、極端な副作用が現れる可能性は低そうですよね。
また、日焼け止めなど化粧品のモニターもおすすめです。
化粧品のモニターは通院回数が少ない案件が多く、中には1回きりのものもあります。
1回きりの案件は食事日誌などの提出はありませんし、毎回の通院に合わせて予定を調整する手間もありません。
私が過去に参加した日焼け止めのモニターは、通院1回、拘束時間は1時間程度で5000円もらえました。
交通費込みとはいえ、通勤時間などを考慮してもかなり割のいいアルバイトだったと思います。
こちらも副作用の危険が少なく、気軽にお小遣い稼ぎができるのでおすすめです。
とにかく多く稼ぎたい人向け
とにかく多く稼ぎたい方は、入院型もしくは通院型で、試験期間が長い案件を選ぶといいと思います。
なぜなら、1度治験に参加すると、その薬の影響が持続することが懸念されるため、その後4カ月間程度は別の試験に参加できなくなってしまうからです。
それなら、できるだけ試験期間が長い案件を選び、1回の案件でできるだけ多く稼いだ方がお得と考えられるのではないでしょうか。
やり方によっては、治験はかなり稼げます!
実際に、治験だけで生計を立てている方もいるみたいです。
治験に参加するには?
治験に参加するまでの流れは、基本的に以下のようになります。
→希望の治験に申し込む
→説明会に参加する
→案件によっては事前検診受診(ない場合もあり)
→同意書などに記入して正式に参加決定
まずは治験募集サイトに登録するのが第1歩です!
ここからは、おすすめの治験募集サイトを紹介していきます。
無料で健診を受けることができ、専門医がかかりつけていますので、安心して治験に参加することができます。
こちらでも無料の検診を受けることができますので、まずは気軽に登録してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、私が経験した全14種類のアルバイトをADHD/ASDの特性にマッチするか考察しています。
アルバイト選びで迷っている発達障害の方は是非チェックしていただけたらと思います。
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